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映画キングダムを見てきました

社員の日常

こんにちは、コーダーの佐伯です。

先日の休日に友人と映画「キングダム 大将軍の帰還」を見に行ってきました。

元々は漫画の作品でして5年ほど前に実写化がされ今年でシリーズもついに4作目が公開されており以前は漫画の実写化はキャラが思ってたの違うなどで期待から逸れることが多いイメージでしたが役者の方の演技力でそのイメージを吹き飛ばしてくれましたね

そもそもキングダムとは…
戦乱の時代に下僕の身分である信という少年が戦を通して天下の大将軍を目指す物語を描いた漫画の実写化にあたるのだが、今回の映画では信の憧れでもあり作中最強の武将の王騎という将軍が大将を務める戦を描いたものになります。

映画を見終わって…

映画を見終わった後、友人と映画良かったと話していたところ…
良かったけどあのシーンは良く分かんなかったわというシーンがあったとのこと…

詳しい内容は省きますがそのシーンとは 作中の最後のシーンで手負いの王騎将軍と主人公の信が共に馬に乗るシーンがあるのですが、その際、漫画でも名シーンである王騎将軍が「これが将軍の見る景色です」と信に語りかけるシーンがありまして大将軍になるということはについてを肌感覚で伝えたとても良い場面なのですが

友人曰く、「将軍が見る景色って別に他と変わらなくないか?」と…
歩兵であれば目線の高さであれば馬に乗っている将軍と目線の高さから違いはあるだろうけど
将軍以外にも馬に乗って戦をしている兵士とは違いはなくないと疑問を持ったみたいです。
確かにそうなのですが、自分はなんとなく感覚的なものでその将軍が見る景色が他の者とは違うということを思ったのですが確かに言葉にしてその違いを説明するのは難しいなと友人にもうまく説明ができずモヤモヤした気持ちが残ってしまったので考えていきたいなと…

視点の違い

兵士

兵士が戦場で見る景色というのは、目の前の敵やその周囲の戦闘に集中しており、自分の生存や戦いに必死で、いわば局所的な視点で戦っている。
兵士が意識するのは、自分と敵の距離や自分の役割に限られることが多い。

将軍

将軍が見る景色は戦場全体を俯瞰して捉える。
部隊全体の動きや、敵軍の配置、地形の活用、戦況の流れを考慮しながら、何手も先を読んで指揮を執り、個々の兵士含め全体を動かす立場から戦局を見つめ、いわば大局的な視点で戦っている。
どのタイミングで攻撃するか、防御するか、時として撤退、そのための活路などを判断しながら戦局を見ている。

心理面

兵士

戦の勝利のために戦ってはいるが最前線で戦っている兵士たちは命を落としやすい立ち位置でもあり精神的な負担も大きいですが、それは自分の戦いに限られる。

将軍

将軍は、兵士たちを指揮しつつも、自分の命以上に軍全体の命運を握っている。
その心理的負担は、兵士たちよりもはるかに重く、失敗が許されない状況で冷静な判断を下すことが求められる。
また、将軍自身の戦いにも自然と注目が集まるため自分の行動、一つ一つが戦局に大きく影響。

役割・責任の重さ

兵士

兵士は自分の任務を果たすことが最も重要であり、その使命は、与えられた命令に従い、敵を倒しつつも仲間を守り、生き延びること。
兵士の責任は自分の行動範囲に限られており、失敗すれば個人の命やその周囲にしか影響しない。

将軍

将軍は自分一人の命だけでなく、部下の命、さらには戦いの勝敗そのものを背負っている。
指揮を誤れば、部隊全体が壊滅し、戦争の行方が大きく変わる可能性もある。
将軍の責任は、戦局を左右するほど大きく、兵士たちの運命を左右する立場にいるという重みを伴う。

なぜ将軍が見る景色に違いがないと思ったのか?

もちろん作者の本当の意図を知っているわけではありませんが
恐らく友人は将軍の見る景色を将軍の立場や視点の違いを含めてではなく、あくまでも視覚的に捉えただけの感想を述べたのかなと思います。
確かに兵士も将軍も同じ戦場を見ているため、表面的には違いがないように感じますが、将軍の「景色」には戦場全体を俯瞰し、部隊を指揮し、戦局を左右する責任感が含まれており、その点の少しでも一緒に馬に乗せた信に伝えたかったのかなと思います。

伝えることの難しさ

今回の話は友人との日常の会話から生まれた疑問ではありましたが今、私たちがさせていただいているお仕事でも同じことは起きることと思います。
現在、メディカルデザインでは主に病院のホームページの制作をさせていただいていますが制作にあたってそれぞれの病院の色や想いなどがありますのでその色や想いをホームページという形として患者様やその家族、もしくはこれから病院で一緒に働くかもしれない医師や看護師、医療従事者など様々な方へ届けています。
ですが届け方一つで十分に届かない、病院の特色や想いがうまく伝わらないことも起きてしまうなと…
もちろんその人その人の感じ方、捉え方一つで異なってきますので全員に100%というのは難しいかもしれませんが少しでも多くの方により分かりやすくお届けできるように精進したいなと感じさせられました。

最後に…

今回は映画の一部しか触れていませんが映画全体としても、もちろんとても素晴らしく事前に漫画を見ている方でもまた見てない方でも試しめる映画だと思いますので興味があればぜひ見て見てください!

冒頭でも述べましたが特に大沢たかおさん演じる王騎将軍は漫画・アニメをより忠実に再現されていますので物語だけではなく、役者さんの演技も楽しめるかと思います!