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劇団四季『美女と野獣』
お久しぶりです、デザイナーの田中です。
涼しくなってからは外に出やすくなったので、いろいろなところに行けるようになって嬉しいです。今年は仕事なので断念したのですが、年またぎで行われるジルベスターコンサートもいろいろなところで告知があるので見てて行きたくなってしまって、仕事が終わってから22時開演…行こうかな…と悩んでいたりします。
今回はミュージカルの劇団四季『美女と野獣』を見てきたのでそのことと、劇団四季について少し紹介したいと思います!
劇団四季『美女と野獣』
東京ディズニーリゾート内に位置する舞浜アンフィシアター(千葉・舞浜)にて、ロングラン上演中の作品です。
舞台構成で使われる色合いが紺・金色(黄色)・マゼンタなことが多いです。アラジンなどもわりとそうなのですが紺で空間を引きしめ、金色とマゼンタで華やかに見える舞台は高級感のある雰囲気で個人的にとても好きです。逆にアナ雪やリトルマーメイドは明るい印象を受けます。
歌唱について
美女と野獣は元となった原作のディズニー作品でも物語の中心であるヒーローとヒロインの美女と野獣だけが歌うのではなく、歌唱に参加するキャラクターが他作品と比べて多いのが特徴としてあげられます。ミュージカルでも一部終了前に披露される「Be Our Guest」は歌唱も演出も豪華で圧巻されます。歌詞変更の関係でアニメ作品よりも攻撃的な印象を受ける「夜襲の歌」もとてもかっこよかったです。
ロングラン公演ということで作品自体は約2年ほど上演を続けているのですが、そうなると参加公演数が100回を超えるキャストさんもちらほらといます。回数を重ねたからこその演技や歌唱の安定感はすさまじいですね。
いい意味でCD音源そのままな声を聴くと、MIXなどの編集ではなく実際がこんなにうまいんだとびっくりしてしまいます。ミュージカル特有のロングトーンの重厚感がたまりません。
劇団四季の好きなところ
独自の支払いシステム
劇団四季の大きな魅力の一つは、独自の支払いシステムを採用していることです。このシステムのおかげで、一般的なプレイガイドのように発券手数料やシステム利用料が発生しません。たとえば、チケットぴあやイープラスといった大手チケット販売サービスでは、通常数百円から千円程度の発券手数料などが追加されることが多く、大きな金額ではないし、システムを利用しているのだから料金が発生することは当然ではあるのですが、これがチケット代金を思った以上に高く感じさせることもあります。
一方、劇団四季の公式ホームページからチケットを購入する場合、表示された価格そのままで観劇することが可能です。追加料金がないため、「手数料で余計な出費が増えた」と感じる心配がありません。このような透明性のある価格設定は、劇団四季の観客への信頼と親しみやすさを重視した姿勢を物語っています。
知っている物語だからこそ安心して楽しめる
劇団四季の魅力を語る上で外せないポイントの一つが、「知っている作品が多い」という点です。ミュージカルは上演時間が長く、チケット代も高めなため、「楽しめるかな?」と観劇を迷う方も多いかもしれません。ですが、劇団四季では多くの人が馴染みのあるディズニー作品を数多く上演しているため、観劇初心者にも手を伸ばしやすいと思います。
知っている物語を舞台で観るという安心感に加え、劇団四季の高い演技力や演出力がさらに新しい感動を提供してくれるため、観劇初心者にも非常におすすめです。映画を見たことがある方でも、舞台版での新しい魅力や発見をすることができます。
劇団四季の舞台は、ディズニー作品を通じて夢や魔法の世界をリアルに体験させてくれます。ミュージカルを観たことがない方でも、楽しむことができるのではと思います。
そして、もし劇団四季のディズニー作品などをきっかけにミュージカルや舞台に興味を持っていただけたら他の作品にもぜひ足を運んでみてください!激しい殺陣やスピード感のある演出が特徴の劇団☆新感線や、以前ブログでも紹介した客席を巻き込んだダイナミック魔法の演出が特徴のハリー・ポッター 呪いの子もおすすめです。
映画にはない特別な演出や歌唱が魅力
劇団四季のディズニーミュージカルは、単なる映画の再現ではありません。本編では歌わなかったキャラクターが歌唱パートを担当するなど、新しいストーリーの深みを感じさせる工夫が随所に盛り込まれています。また、魔法の演出や幻想的な舞台美術は、映画では体験できない「舞台だからこその特別感」を観客に届けてくれます。
たとえば、『アナと雪の女王』では氷の魔法を表現する壮大な演出や、アナとエルサの心の葛藤を音楽で描く場面が印象的です。また、『リトルマーメイド』では海中を感じさせる空中演技や美しい音楽が、観る人を完全に引き込んでくれます。