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メディカルデザインの思い出
更新担当の上原です。
2024年12月をもちまして、2019年9月に入社し、5年以上過ごしたメディカルデザインを卒業することになりました。
卒業後は医療関係のウェブ制作からも離れるため、ウェブ業界の仕事に飛び込んでから医療系のウェブ制作にしか携わったことがないので、この先大丈夫なのかなぁと思いつつも、毎月のルーティンの病院に関わる更新もこれで最後かと思うと寂しさもつのります。
データーの整理をしていても、うわぁ、懐かしいと思い、なかなか手がすすまなかったり…
今回のブログは私が入社から今日までの思い出を書いてみようと思います。
時系列で書ければよかったのですがさすがに5年は長すぎるため、トピックをまとめました。
2019年9月〜2020年3月下旬 第一期出社期
私が以前いた会社はほぼ外注さんに依頼する会社だったため、メディカルデザインでは社内でデザイン、コーディング、システム、写真撮影が一貫しているのはいつでもいろんなことを人に聞ける気軽さがあり、大きな学びもたくさんありました。とくに私は人の何倍もシステム系に理解するのに時間がかかるため、理解できるまで聞ける環境は本当に助かりました。
入社するまでバージョン管理ツールも使ったことがなく、改めてチーム制作とはなんぞや、自分1人がよければいいではなく他人に迷惑をかけない体制を学んだ気がします。
忙しい中でも毎日を楽しむ体制があり、社内にランチチームがいくつかできていて、お昼休みにいろんな人とランチ情報の共有をしながら、日々御茶ノ水のランチを開拓に勤しんでいました。
女子会と称して会議室でクリスマス会をしたり、お留守番で12/31の大晦日に出社した時は夕方、社長が高級そうなお寿司を抱えて差し入れにきてくれ、お留守番メンバーで大晦日の夕方にお寿司を食べたのもこの年の懐かしい思い出です。
この頃、18時になると社内のBGMがyesのHeart of the Sunriseに変わるので、今でもこの曲を聴くとその頃のことを思い出します。
毎日何が起こるかわからない忙しくも刺激的で楽しい毎日でした。
年明けから少しずつコロナが流行り始め、まだこの時点では遠い国で起きているような感覚でした。
在宅勤務が始まる前に出社時間が選択できるようになり、夜遅いよりも朝が早い方がよい私はどんどん出社時間が早くなっていったのですが、1人始発で出社している方がいたので、そこにおいつけなかったのが心残りです。
ある日突然、在宅勤務に
社長から突然、明日から在宅勤務という通達があり、更新チームはそのまま4年以上の在宅勤務に突入しました。もともと更新チームは在宅勤務の方もいたため、コミュニュケーションの取り方も円滑に進んでおり、在宅に対して敷居が低かったのかもしれません。
在宅勤務が始まった頃、年度末、年度始めの忙しさや、コロナのイレギュラーが加わって今は滅多にないのですが、連日夜中まで仕事をしていました。
どこまでやっても終わりが見えず、毎日気がつくと夜になっていることにびっくりしたことを覚えています。
当時は病院でコロナ患者が出ると大ニュースになるような状況でした。
ホームページで掲載する情報も慎重になり、とにかく細心の注意が必要でした。
しかし医療現場の方々のほうが何百倍も大変なんだと思うと、心苦しく今の自分に何ができるのだろうとよく考えていました。
コロナ前と後で病院サイトのあり方も大きく変わった気がします。
今までオフラインで開催していた医療講座をオンラインで開催する病院が増え、いつも写真などでしか見ることができない先生を医療講座の動画で身近に感じることができたのが嬉しかったです。
在宅勤務について
在宅勤務はコミュニュケーション不足や孤立感がデメリットとしてあげられますが、私の場合、いろいろなことに気を取られがちだったので、余計なことに気を取られず、仕事に集中することができたのでとても合っていました。
また、どんな天候や状況でもすぐに対応できるので、台風や雪で出社できない、電車遅延の心配が全くないことも救われました。
常時zoomでつながっていたので、時々、zoomに映るメンバーの猫ちゃんにとても癒されたのを覚えています。
ただ極端に声を発する機会が減ったため、いざ喋る時に声がでないことがあり、声で操作するスマートスピーカーを導入してどうにかして声を出す機会を増やしました。
また社内にいろんな種類の高級チェアがあり、よい椅子の座り心地の良さや疲れずらさを知ってしまったため、コロナの給付金が出た際に何回か家具屋さんに通って座りごごちを試しエルゴヒューマンの椅子を買いました。
エルゴヒューマンはメッシュで夏場は蒸れずに快適なのですが、冬は寒いのでおすすめはできないです…
初めての社員旅行
2021年にメディカルデザインが始まって以来の初のイベント、社員旅行がありました。
行き先は沖縄。
社内全体で旅行に行くのは難しく、男性陣と女性陣でわかれて、それぞれ行きたい場所を決めていくというもの。
この時は沖縄本島の「星のや」に2泊3日で旅行をしたのですが、涙あり、笑いあり、社員旅行というよりも友達同士で行くような大変楽しい旅行でした。
部屋割りも偶然にも同期ごとだったので、とくに私と同じ2019年入社組の絆が強まったと思います。
今でもこの時同じ部屋だったメンバーとは節目ごとに集まります。
翌年の2回目の社員旅行も沖縄、竹富島に行きました。この時泊まった星のや竹富島も沖縄本島の星のやと違った趣があり、大変楽しい時間を過ごした思い出です。
2021年の社員旅行
2022年の社員旅行
思い出の仕事
普段は更新業務に従事しているのですが、数々のサイトのリニューアルにも携わってきました。
更新は長くても1週間、そして私1人でほぼ完結してしまうため、お客様に喜んでもらった時がやりがいを感じ楽しい瞬間なのですが、あまりその喜びを共有する人がいないのが寂しいところなのですが、しかし、リニューアルや新規サイトについては社内でいろんなメンバーと関わるため、やりがいも大きく、いつも公開された時の喜びはとても大きいものです。
携わったサイトに対して1つ1つ思い出があり、何かひとつを選ぶことはできないのですが、とくに達成感が大きかったのは、入社時から更新を担当していた
- 茅ヶ崎徳洲会様
- 湘南藤沢総合病院様
- 三楽病院様
- 千葉西総合病院様
- 鎌ケ谷総合病院様
上記のリニューアルに携われたことです。
リニューアル前のいいところも悪いところもよくわかっている分、表には出てこない内部的な改善点が詰め込まれているので、リニューアル後の運用フェーズの恩恵も大きかったです。
この仕事をしていてよかったことは、高校の同級生が医師になったという話を聞いたので、詳しく話を聞いてみたら弊社のお客様の病院で研修医をしていたことでした。
同級生から本当にいい病院なのでぜひ未来の医師が応募したくなるようなページを作ってほしい!と念を押された事を覚えています。
そのお客様はほぼ更新をご自身でされているので、もともと日々のご依頼は少なかったのですが、偶然にもその話があった後、研修医募集のページの更新依頼があり、とても嬉しく、様々なことを提案した記憶があります。
最後に
長いようで短いあっという間の5年間でした。
時にお客様にはお待たせしてしまったり、ご迷惑をおかけすることも多々あったかと思います。
嬉しいお声と同じくらい、厳しいお声もいただきました。ただこの5年間は本当に多くの方々に育てていただいたなと強く思います。
メディカルデザインのメンバーとの別れと同じくらいお客様との別れも寂しく、退職のご挨拶の連絡をする際もいろいろな思い出が込み上げてきて、なかなか手が進みませんでした。
この場を借りて皆様に感謝を申し上げます。
本当にありがとうございました。