ブログ
今年のThe Game Awardsが発表されました
12月ももうすぐ折り返しでいよいよ今年もあと2週間ほどになり、街もクリスマスや年の瀬の雰囲気がひろがり1年の終わりが近づいてまいりました。
そんな年末の祭典の一つ、「The Game Awards 2024」にて、ゲーム・オブ・ザ・イヤー(GOTY)が本日発表されました。
The Game Awards(ザ・ゲーム・アワード)は、ビデオゲーム業界における世界的な表彰イベントで、毎年12月に開催されます。2014年にゲームジャーナリストのジェフ・キースリーによって創設され、業界の功績を称える場として確立されています。このアワードは、ゲームデザイン、技術革新、ストーリーテリング、音楽など、幅広いカテゴリで優れた作品や開発者を評価します。
さらに、The Game Awardsは単なる授賞式にとどまらず、新作ゲームの発表や予告編の公開、大規模なライブパフォーマンスを通じて、ゲーム業界の最新情報を発信する場としても注目されています。イベントは世界中でストリーミング配信され、数千万人が視聴します。The Game Awardsは、ゲーム文化の認知拡大と、ゲームが芸術やエンターテイメントとしての地位を築くための重要な役割を果たしています。
今年のGOTY作品
今年のGame of the Yearのノミネート作品は
- アストロボット
Balatro
黒神話:悟空
Elden Ring Shadow of the Erdtree
ファイナルファンタジーVII リバース
メタファー:リファンタジオ
がノミネートされました。
ノミネート作品の中でも話題が高かったのが「黒神話:悟空」でした。
黒神話:悟空とは
『黒神話:悟空』は、中国のゲームスタジオGame Scienceが開発したアクションRPGで、古典文学『西遊記』を基にした作品です。プレイヤーは、伝説的なキャラクター「孫悟空」を操作し、神話的な世界を冒険します。本作の特徴は、孫悟空の「変身能力」や「如意棒」を駆使した戦闘スタイルで、変幻自在な戦闘が楽しめる点です。Unreal Engine 5を使用したグラフィックは非常に高精度で、細部までこだわった美しいビジュアルを提供しています。ゲーム内では、広大なオープンワールドを探索し、さまざまな敵との戦闘や謎解きが待ち受けています。また、ストーリーには中国神話や『西遊記』のキャラクターが登場し、オリジナル要素も加えられています。アクション性とストーリーテリングが融合したこのゲームは、アクションRPGファンから大きな期待を集めています。
発売前からかなり話題をあつめており、発売後もその話題に負けないほど素晴らしいゲームとして世界中で高評価を得ました。
私自身も世間の評判などを聞いていたのでゲームをプレイはしていませんでしたがおそらくこの作品が受賞するのだろうと思いってました。
ですがTeam ASOBIによる『アストロボット』GOTYを含むBest Game Direction、Best Family Game、Best Action/Adventure Gameも受賞しており、4冠となりました・
アストロボットとは
『アストロボット』は2024年9月6日にPlayStation 5向けに発売されたアクションゲームで、開発はTeam Asobiが担当しています。本作は、前作『ASTRO’s PLAYROOM』の進化版として、宇宙を舞台にした冒険が繰り広げられます。プレイヤーは主人公アストロとなり、宇宙で散り散りになった仲間たちを救出するために、さまざまな星のステージを探索します
ゲームの特徴としては、70種類以上の敵キャラクターやユニークなボス戦が登場し、各ステージには新しい挑戦や秘密が隠されています。また、PlayStationのさまざまなキャラクターとのコラボが楽しめる点も魅力の一つです。PS5のハードウェアに最適化され、DualSenseワイヤレスコントローラーによる触覚フィードバックなど、技術的な革新も盛り込まれています。
各ステージは異なるテーマとギミックを持ち、例えば、ゼリーのような物質で覆われた惑星や機械的な仕掛けが満載のエリアなどが登場します。プレイヤーはこれらのステージを探索しながら、隠されたアイテムや秘密を解き明かしていきます。
特にゲーム内では、PlayStationの他のキャラクターとのコラボレーションがありモンスター・ハンターのアイルーやペルソナ5のジョーカー、クラッシュバンディクーなど、これらのキャラクターがゲームの進行に影響を与える場面もあります。これにより、PlayStationファンにとっては非常に魅力的な要素となっています。
このようにPS5を使った独特なゲーム性や、新旧入り交じったキャラクターなどの魅力で『アストロボット』はGOTYを獲得しました。
近年の受賞作品はリアル寄りのグラフィックのゲームの受賞が多く、この10年という節目にこういった懐かしい作品を踏襲したリアル寄りではないゲームがGOTYになったことはグラフィックだけではないゲームの素晴らしさがあると感じました。
Content Creator of the Year部門
ゲームの受賞の他にも今回話題になったのがContent Creator of the Year部門にノミネートされたホロライブ所属のVtuber「兎田ぺこら」だ。
兎田ぺこらは、ホロライブプロダクションに所属するバーチャルYouTuber(Vtuber)で、2020年にデビューしました。彼女は「うさぎのような可愛らしい外見」と「おっちょこちょいな性格」で知られ、ファンに親しまれています。彼女の特徴的なキャラクターは、うさぎ耳と尻尾を持ち、テンションが高く元気な性格で、よく「ぺこぺこ」という口癖を使うのが特徴です。
配信内容は、ゲーム実況、歌、トークなど幅広く、特にゲーム実況ではそのコミカルなリアクションや、意外な場面でのドジっぷりがファンの間で人気です。英語と日本語を混ぜたトークや、ユニークな声の使い分けも彼女の魅力の一部です。ぺこらは、ホロライブの人気メンバーとして、他のVtuberと共演することも多く、グループの活動でも重要な役割を果たしています。
また、ぺこらは「ホロライブEN」や「ホロライブJP」のメンバーとのコラボレーションやイベントにも頻繁に参加しており、その活動はYouTubeだけでなく、Twitterなどでも盛況に展開されています。
そんな人気Vtuberは残念ながら日本人初の受賞に惜しくも敗れはしまいましたが、「新しい夢ができたぺこ!」と今後の意気込みをコメントしていました。
新作ゲームの発表
各受賞の他にも新作タイトル作品などが発表され話題になりました。
特に楽しみなのが『ウィッチャー4』『大神』でしょうか。
ウィッチャーとは
『ウィッチャー』シリーズは、ポーランドのゲームスタジオCD Projekt Redが開発したアクションRPGです。シリーズは、アンドレイ・サプコフスキの小説『ウィッチャー』を基にしています。プレイヤーは、主人公の「ゲラルト・オブ・リヴィア」を操作し、魔物を狩る「ウィッチャー」として、様々なクエストや選択を通じて物語を進めます。
シリーズで特に注目されたのは『ウィッチャー3: ワイルドハント』で、この作品はオープンワールドRPGとして多くの称賛を受けました。美麗なグラフィックス、深いストーリーテリング、豊かなキャラクター設定、選択が物語に大きく影響する点が高く評価され、数多くのゲームアワードを受賞しました。また、独自の戦闘システムや、サイドクエストやキャラクターとの関わりを大切にする設計も特徴です
ゲーム内での魔物狩りや錬金術、スキルの強化といった要素が組み合わさり、プレイヤーは選択によって物語を大きく変えることができるのも魅力的な点です。
ウィッチャー3は特にやりこんだゲームなのでシリを主人公に迎えた新章は今からとても楽しみです。
大神とは
『大神』は、カプコンが開発したアクションアドベンチャーゲームで、2006年にPlayStation 2向けに発売されました。プレイヤーは、古代日本の神話に基づく白狼「アマテラス」を操作し、世界を救うために悪しき神々を倒す冒険に出ます。ゲームは、日本の絵画スタイルである「水墨画」を意識したアートスタイルが特徴で、これがゲームの視覚的な魅力の一つです。
アマテラスの主な能力は「筆しらべ」という神の力で、画面上で絵を描くことで自然の力を操ることができます。このメカニズムは、バトルやパズル解決に活かされ、プレイヤーは自由に自然を操る感覚を味わうことができます。
ゲームは、そのユニークなビジュアル、ストーリーテリング、革新的なゲームプレイにより、多くの批評家から高評価を受けました。また、音楽やサウンドデザインも評価され、ゲーム全体の雰囲気をさらに引き立てています。
20年近く前のゲームとは思えない独創性とビジュアルで学生時代の思い出のひとつの作品がまた楽しめることが今から楽しみです。
今年もまもなく終わり、年末年始はながければ9連休の人もいるのではないでしょうか。
ぜひこの年末年始はゲームアワード受賞作品を触れてみてはいかがでしょうか。