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今年行った出張の振り返り
こんにちは、中野です。
早いものでもう12月ですね。ついこの間までは薄着で外に出ていたのに、今ではマフラーが手離せなくなってしまいました。寒くて布団を出るのがつらい季節ではありますが、クリスマスや年末など賑やかなイベントが多いのは嬉しいですね。
この一年を振り返ってみると、今年は特に出張や外出の機会が多くあったと感じます。北は宮城県から南は島根県まで、さまざまなところに足を運びました。そのほとんどがお打ち合わせや撮影にはなりますが、やはり直接お会いすることで、文面のやりとりのみでは伝わりづらい、ご担当者様の雰囲気を感じ取ることができると思います。また、自らが制作に携わっている病院様への理解を深められるという点でも、得られるメリットは大きいなと感じます。
また、自分はもともと旅行が好きなので、出張を通して訪れたことのない県に行けたり、美味しいものをいただけるのはとてもありがたいです。もちろん仕事はしっかりとこなしつつ、弊社は比較的ゆるい雰囲気なので、道中や業務後は和気あいあいと過ごしています。
出張先での経験を振り返ると、どの場所での出来事も印象深く、記憶に残っています。また、現地で撮影して以来、端末に眠っている写真も数多くあります。そこで今回は、この一年で訪れた場所を写真とともにざっくりと振り返ってみたいと思います。
宮城県・福島県(3月)
今年最初の出張は3月でした。1泊2日で、宮城県の仙台厚生病院様と福島県の太田熱海病院様へ撮影に伺いました。東京と寒暖差があることがすっかり頭から抜けていたので、出社する時と同じような服装で行ったら、ものすごく寒かったのを覚えています。
1日目
1日目は仙台厚生病院様へ伺いました。こちらの病院様は今年新築移転されたのですが、実際に訪れてみると、内外装の綺麗さとスケールの大きさに圧倒されました。
到着してすぐにドローンで外観を撮影したのですが、びっくりするくらい空撮が映え、東北の医療を支える病院にふさわしい堂々とした佇まいがとても印象的でした。リニューアル開院前の院内にも入らせていただきましたが、施設内には最新の設備が整えられており、患者様やスタッフの皆様が快適に過ごせる工夫が随所に見られました。また、仙台市の中心部に位置しながらも、自然が巧みに取り入れられているところも素敵だなと思いました。
撮影後、夕ご飯は市内へ出向いたのですが、雪が降っていて凍え死にそうになった記憶があります。皆で寒い寒いと言いながら、店とホテルの間を競歩のように移動しました。冬の東北を舐めてました。せめてマフラーは持って行くべきだったと反省しています。
2日目
2日目は福島県の太田熱海病院様を訪問し、リニューアルサイト用の写真撮影を行いました。院内を巡りながら、リハビリ風景や設備の撮影を進めましたが、スタッフの皆様が温かく対応してくださったおかげで、撮影はとてもスムーズに進みました。
また、撮影で特に印象に残っているのは、予防医学センターの充実した設備です。こちらでは人間ドックや健康診断を受けられるだけでなく、温泉付きの宿泊施設が隣接しているところが大きな特徴でした。快適なお部屋、美味しい食事、そして素晴らしいロケーションが整っており、健康管理をしながら日頃の疲れを癒すことができる贅沢な環境が整っています。このように、健康意識を高めつつリフレッシュできる施設があると、多くの方にとって健康管理が身近で魅力的なものになりそうですね。
長野県(6月)
6月には長野県の飯田市立病院様へ伺い、看護部の撮影と研修医インタビューを行いました。私は今回が初めてだったのですが、毎年この時期になるとお伺いしており、懇意にさせていただいている病院様の一つです。
1日目
この日は移動メインの1日でした。ハイエースに機材を積み込み、4時間くらいかけて長野県に向かいます。今回訪れた飯田市の市木はりんごとのことで、中央自動車道の飯田ICを降りてすぐのところにりんごの木がたくさん生えていたのが印象的でした。また、ホテルに到着してから夕食まで少し時間があったので、JR東海の飯田駅まで散歩してみたのですが、赤い屋根にりんごのステンドグラスと、特産品の主張が強くて面白かったです。また、夕飯は皆で焼肉に行きました。私以外の先輩方にとっては馴染みのお店らしく、とても美味しかったです。
2日目
2日目は看護部と院長の撮影に加えて、ドローンによる空撮をおこないました。通常、看護部撮影では各病棟を回り、業務風景をお撮りするケースが多いのですが、NICUや救急救命センター等の高度医療現場に立ち入らせていただき、仕事を見学できるのは、弊社ならではの特権だなと感じます。また、ドローンによる空撮では、病院の全景や南アルプス・中央アルプスの風景を収めることができ、規模や環境の魅力をしっかり伝えられる映像が撮れました。
また、この日のお昼は信州名物の霧下そばをいただきました。本場長野ということもあり、とても美味しかったです。店構えも風情のある日本家屋といった感じで、雰囲気のいいお店でした。
3日目
3日目は研修医の先生2名のインタビューをおこないました。カメラの前でお話しいただくとなると、特に若い先生や看護師さんは緊張される方も多いのですが、お二方とも受け答えがしっかりされていて素晴らしかったです。インタビューでは自分とは違う職種のお話が聞けるので、ライティングをしている身としても楽しいですね。インタビュー後は現場で働く様子を撮らせていただき、無事出張を終えました。
島根県(11月)
飯田出張から少し期間が開きまして、先月には島根県にある益田地域医療センター医師会病院様に伺いました。今年7月に弊社も出展したホスピタルショウからご縁がある病院様で、今回は病院サイトのリニューアルで使用する写真撮影とインタビューをおこないました。
1日目
この日は朝8時頃に羽田空港に集合し、飛行機で萩・石見空港に向かいました。自分は飛行機が好きなのでワクワクでしたが、高所が苦手な先輩は搭乗前から着陸まで終始ソワソワしていたのが面白かったです。そんなこんなで益田市に到着後は、撮影前の腹ごしらえとしてはま寿司に行きました。日本海が近いからなのかは分かりませんが、ネタが新鮮ですごく美味しかったのを覚えています。
昼食後は病院様に伺い、3日間にわたる撮影がスタートしました。撮影陣は2班に分かれて院内・院外を巡ります。自分は全日院内だったので、病棟からデイリーヤマザキまで隅々を撮影しました。おかげさまで院内のあらゆる箇所を熟知できた気がします。また、個人的に印象に残っているのはMR室の撮影です。この部屋では、タッチパネルで照明の色を自在に変えることができ、これにはカメラマンの先輩と共に、かなりテンションが上がりました。撮影した写真はその場でタブレットから確認することができるのですが、たくさんの写真をスクロールすると、一部だけ明らかにゲーミングなエリアがあって面白かったです。また、患者さんはタッチパネルで選択した映像を見ながら検査を受けられるとのことで、リラックスした状態で検査を進められる工夫がされているのが印象的でした。
撮影終了後は、病院のご担当者様と一緒に夕飯をいただきました。出身の話題になった時に、ほとんどの方が益田市出身で一度県外に出たものの、最終的には地元に戻って来たという方が多くいらっしゃったのが印象的でした。今回実際に訪れてみて、人も自然も豊かだと感じることが多く、また駅や空港まで車で10分程度とアクセスも良かったので、皆様が暮らしやすい場所だと仰るのも納得でした。
2日目
この日は朝9時から夕方まで1日中撮影を行いました。病棟を巡ったり、インタビューをおこなったり、防災訓練にお邪魔したりと忙しく過ごし、そしてこのお昼もはま寿司でした。他にもお店の選択肢があるのに、満場一致ではま寿司に決まったのが面白かったです。先輩方はウキウキでラーメンを頼んでいました。
ご飯の話が続いてしまうのですが、2日日も病院のご担当者様と一緒に夕食をいただきました。自分にとって、お客様との会食は今回の出張が初めてだったのですが、普段は聞けないようなお話を直接伺うことができ、互いの距離がぐっと縮まるところが良いなと感じました。また、この日は地元で有名な海鮮居酒屋に連れて行ってもらったのですが、昭和42年から続く老舗とのことで、趣深い木造の古民家といった店構えが印象的なお店でした。どの料理も美味しくいただきましたが、特にお刺身と、のどぐろ丸一匹を使った唐揚げが最高でした。尻尾や骨など、余すところなくすべて食べれるってすごいですね。ちょっと重いかなと思ったのですが、意外とあっさりしていたので、すんなり食べれてしまいました。また、なかなか東京ではいただくことができない地酒も呑む機会をいただけて、幸福度の高い時間を過ごせました。
3日目
最終日は滞在時間が短いながらも、かなり盛りだくさんなスケジュールでした。3日間の撮影を通して院内の皆様にはたくさんご協力いただきましたが、どの方もテキパキと対応してくださったおかげで、スムーズに撮影を終えることができました。
また、撮影後に食べた益田最後のご飯もやっぱりはま寿司でした。3日連続で通っても誰一人飽きている様子が無く、慣れた様子で思い思いの食べたいものを注文していました。出張を通して、何よりもはま寿司に対する理解が深まった気がします。
出張の締めくくりは、空港に向かう道中に社長のご好意で寄っていただいた、持石海岸(三里ヶ浜)です。皆でT字突堤の端まで歩いて行き、夕暮れ時の日本海を眺めました。波打ち際のぎりぎりを攻めたり、不安定な足場を移動したり、なかなかスリルがあって楽しかったです。自分にとっては初めて見る日本海だったこともあり、とても良い思い出になりました。
岐阜県(12月)
今年最後の出張は岐阜県の中部国際医療センター様です。今回は看護部サイトのリニューアルで使用する写真とインタビュー撮影に伺いました。
1日目
1日日は飯田出張と同じように移動がメインでした。出勤してからハイエースに機材を詰め込み、車で約4時間半かけて岐阜県に向かいます。今回は、出張経験豊富なディレクターの先輩の代わりに、初めて出張に行くというデザイナーの先輩が同行してくださいました。メンバーが異なるとまた違った楽しさがあっていいですね!
この日はとても天気が良く、綺麗に富士山が見える度に車内が湧き、皆一斉にカメラを構え出すのが面白かったです。また、昼休憩では長篠設楽原PAに寄ったのですが、歴史的に有名な長篠・設楽原の戦いの戦地付近に位置しているため、内外観ともに戦国時代っぽいデザインが特徴でした。ご飯をいただいた後は、PAに隣接している織田信長の本陣跡に登ったのですが、自然豊かで目に優しい眺めでした。
岐阜県に到着した後は、病院のすぐ横にある公園からドローンを飛ばして、外観の撮影をおこないました。こちらの病院様は数年前に新築移転したばかりでしたので、美しい外観や広々とした敷地が空撮によく映えました。私は今回で三度目の訪問だったのですが、訪れるたびに、内外装の綺麗さやスケールの大きさに驚かされています。無事に外観撮影を終えた後は、ロケハンも含めて病院様の周辺を散策し、ホテルに戻りました。
夕ご飯はホテルの方におすすめいただいた居酒屋に行きました。魚料理がメインのお店だったのですが、一番印象に残っているのは、ものすごく豪勢なお刺身の盛り合わせです。皿の大きさ、ネタの多さ、味の美味しさとすべてに驚かされました。「まだ撮影が始まってすらいないのにこんなに良い思いをしてよいのか」という罪悪感すら一口で消え去る味でした。美味しい日本酒もいただき、明日の撮影への英気を十分に養いました。
2日目
この日は朝6時に起床し、8時過ぎには病院入りというスケジュールでした。そこから16時半まで、ほとんど休憩を挟むことなく撮影と5組のインタビューを行います。かなり詰まった行程でしたが、病院様のご協力のおかげで、職員寮や保育園、併設のジムなど、当初の予定を大きく超えて多くの場所を巡ることができました。敷地内のどこを切り取っても絵になる風景ばかりなので、カメラマンやデザイナーの先輩が楽しそうに撮影していたのをよく覚えています。また、撮影を進める中で、病院様の持つ多彩な魅力を改めて実感し、これをしっかりと伝えられるサイトを作りたいという思いが一層強まりました。今後も気を引き締めて頑張ろうと思います。
さいごに
以上が今年一年の出張の記録でしたが、いかがでしたしょうか。他にも細々としたエピソードがたくさんあるのですが、またの機会にお話しできればと思います。
改めて振り返ると、今年はたくさんの場所を訪れることができ、充実した一年だったと感じます。来年も色々な経験を経て、成長していきたいと思います。