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最近読んだ小説をご紹介
こんにちは!高山です。
以前下記のブログで通勤時間には小説を読むことを決めた私ですが、意外と続いています。
休日にも小説を読む時間が増えて、低コストかつ有意義な趣味になりつつあります。
今回は以下の4冊をご紹介したいと思います。
空飛ぶたタイヤ

あらすじ
中小運送会社「赤松運送」を経営する赤松徳郎は、自社のトラックがタイヤ脱落事故を起こし、死傷者を出したことを知る。事故原因は整備不良とされ、赤松は警察から厳しく追及され、会社も倒産の危機に陥る。しかし、赤松は車両自体に欠陥があるのではないかと疑い、真相を突き止めるため、大手自動車メーカー「ホープ自動車」の闇に立ち向かう。
感想
まずはブログのタイトルにある通り、池井戸潤著『空飛ぶタイヤ』からです。
私が初めて読んだ池井戸潤さんの小説は、一時期話題になった 『下町ロケット』 でした。
最近はドラマ版の 『七つの会議』 も視聴しました。どちらも 胸が熱くなり、手に汗を握る展開 で、最後にはスカッとする素晴らしい作品でした。
そして 『空飛ぶタイヤ』 も最高に面白かったです。
交通事故を起こしてしまった人、被害に遭った人、事故を起こした会社など、 さまざまな立場の人々の思惑が交差する物語 です。
普段ニュースで交通事故の報道を見ても特に気に留めませんでしたが、この小説を読んでからは 背景にどんな事情があるのか、つい考えてしまうようになりました。
胸が熱くなる展開が好きな方には、ぜひおすすめしたい作品です!
アルジャーノンに花束を

あらすじ
32歳になっても幼児なみの知能しかないチャーリイ・ゴードン。そんな彼に夢のような話が舞いこんだ。大学の先生が頭をよくしてくれるというのだ。これにとびついた彼は、白ネズミのアルジャーノンを競争相手に検査を受ける。やがて手術によりチャーリイの知能は向上していく……天才に変貌した青年が愛や憎しみ、喜びや孤独を通して知る人の心の真実とは?
感想
帯には 「読まないまま終わる人生もあったと思うと怖いってぐらい凄かった」 という言葉があり、これはX(旧Twitter)に投稿された内容です。
私もこの投稿をきっかけに、この小説を知りました。
読み始めて最初の数ページは、 まったく意味がわかりません でした。
しかし次第に 「なるほど、こういうことか…」 と、物語の構造が見えてきます。
この小説の訳者は、 きっと苦悩しながら翻訳を進めたのだろう と、容易に想像できるほどの作品です。
そして、何より 内容が非常に悲しい。
明るい話や笑える場面が出てきても、どこか 辛さが拭えない 感覚が残ります。
本を読み終えたあとは しばらく喪失感に襲われ、
チャーリイ・ゴードンに 会ったこともないのに抱きしめてあげたくなる 気持ちになりました。
泣ける小説を探している方に、ぜひおすすめしたい一冊です。
悪い夏

あらすじ
26歳のケースワーカー・守は、同僚が生活保護打ち切りを盾に女性に関係を迫っていると知り、真相を確かめるため彼女のもとを訪れる。しかし、この出会いを機に守は普通の世界から逸脱していく。生活保護の不正受給者、貧困に苦しむシングルマザー、東京進出を狙う地方ヤクザ――負の連鎖が絡み合い、守は悲劇へと追い込まれていく。
感想
最後は『悪い夏』という小説です。
市役所で生活保護のケースワーカーとして働いている男性が主人公の物語です。
生活保護のケースワーカーはクレーム・残業が多いなど、ものすごい激務というイメージしかありませんでした。
この小説では、ケースワーカーはどのような仕事をしていて、どのような人と関わっているのか描かれています。
そして人間の醜い部分が事細かに描写されていて、非常に読み応えがあります。
テンポも良く、オチも予想外に終わり方でした。
胸糞小説がお好きな人におすすめです。
最後に
最近、Amazonのオーディオブックサービス Audible(オーディブル) を聴き始めました。
一度読んだことのある小説や、少し興味のあるビジネス書を 手軽に楽しめる ので、おすすめのサブスクです。
ハンズフリーで聴けるため、 掃除や散歩中でも気軽に楽しめる のが魅力。さらに、 俳優・声優・著名人による高品質な朗読 で、臨場感たっぷりの体験ができます。
「本を読む時間がない」「目が疲れる」「通勤時間を有効活用したい」 という方には、 Audibleは非常に便利なサービス だと感じました。