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ポケモン×工芸展―美とわざの大発見
お久しぶりです。デザイナーの田中です。
本日2月28日で2月も終わり、明日から3月になります。
今年はうるう年ではないため、2月はわずか28日間。たった数日短いだけとはいえ、1カ月があっという間に過ぎたように感じます。さらに、今年もすでに6分の1が経過していると考えると、驚きを隠せません。
昨日2月27日は「Pokémon Day」でした。1996年2月27日にポケモンシリーズ最初のゲームソフト『ポケットモンスター 赤・緑』が発売されたことを記念する日です。今年も新作の情報が追加公開されましたね。最新作は2022年に発売されており、これまでの傾向からすると約3年周期で新作が出ることが多いため、次回作の発表が待ち遠しいところです。さらに、Nintendo Switchの次世代機の発表もありました。グラフィックやバトルシステムにどのような変化があるのか、今から楽しみです。
そして、本日2月28日はモンスターハンターシリーズ最新作『ワイルズ』の発売日です。今回は、前作『ライズ』の和風、『サンブレイク』の西洋風な世界観とは異なり、荒野のようなフィールドやキャンプがβ版などで公開されていた作品となっています。私自身、ジプシー調の音楽やケルト民謡のような曲調が好きなのですが、公開された新モンスターの装備にはフラメンコ衣装を思わせるものもありました。フラメンコといえばジプシー!カスタネットやギターを使った曲にならないかなとワクワクしています。また、荒野のようなフィールドではケルト民謡風のBGMが採用されることが多い印象があるので、今回の戦闘BGMも非常に楽しみです。
とはいえ、私はこれまで任天堂ハード中心でゲームをプレイしてきたため、PCゲーム環境が整っておらず、すぐにはプレイできそうにありません……。ゲーミングPCの導入を検討しつつも、パーツ選びに迷っている間に発売日を迎えてしまいました。そんな中、ゲオでPS5のレンタルが開始されたとの情報を知り、とりあえずそちらで触ってみるのもアリかなと考えています。
ゲーム好きの私にとって、今月末は新作情報が次々と公開され、非常に盛り上がる時期となりました。
今回のブログでは、先日29周年を迎えたポケモンと日本工芸のコラボ展示『ポケモン×工芸展―美とわざの大発見―』に行くことができたのでその展示会について少しご紹介させていただきます。
日本工芸×ポケモン
『ポケモン×工芸展―美とわざの大発見―』は、ポケモンと日本の伝統工芸が融合した展示会です。ポケモンの世界観を、陶芸、漆芸、染織、金工などの日本工芸技術で表現し、新たな視点でポケモンの魅力を体感できる内容となっています。各作品は、日本の伝統工芸の匠たちによって制作され、ポケモンの個性や特徴が工芸技術を通して細部まで再現されていました。
日本工芸×ポケモンということで海外からの来場者がとても多く感じました。自分のお気に入りのポケモンのソフビ人形を大砲のようなカメラの上に接着して持ち歩いている人や、髪や服、ネイルなどを好きなキャラクターに合わせているんだろうなという方がたくさんいて作品だけでなく来場者を見るのも少し楽しかったです。
アニメよりもゲームをプレイする人が多いのでしょうか。思ったよりもピカチュウのファンだ!と一目でわかるような人は私の行った回では見当たりませんでした。ゲームだとクリアするだけならばピカチュウまでの進化は特殊なため時間がかかり、ピカチュウからの進化はアイテムを使いすぐ進化してしまうためゲーム内ではピカチュウと行動する時間がとても短かったりするので私個人は実はあまり思い入れがなかったりします。

金属が演出する作品
イーブイとその進化形3匹が出展されていました。イーブイは純銅、シャワーズは青銅、サンダースは金銀メッキ、ブースターは緋銅で象られており、それぞれの金属の特性を活かした仕上がりになっています。着色ではなく、金属を化学変化によって変色させる技法が用いられており、職人の技術の高さが感じられました。さらに、各金属パーツにはそれぞれのポケモンのタイプを表す形が取り入れられており、作家さんのこだわりが随所に光っています。

技を表現した作品
キャラクターを表現した作品が多い中、ゲームやアニメでポケモンたちが繰り出す「技」そのものを表現した作品も展示されていました。中でもお気に入りは、「つららおとし」を表現した作品です。実際のバトルでは、こんな氷の破片が落ちるのだろうかと想像が膨らみます。よく見ると、透明な面とマットな面があり、同じガラス素材でも加工の違いによってまったく異なる表情を見せていることに驚かされました。
今回の作品ではありませんが、すりガラスのような加工も非常に美しく、つい見とれてしまいます。宝石のような高価な素材も魅力的ですが、ガラスはその貴重度が低いからこそ、職人たちがさまざまな試行錯誤を重ね、多彩な表情を生み出しているのだと感じました。そうした技術と創意工夫によって生まれるガラス作品には、独特の美しさがあって素敵ですよね。

螺鈿を用いた作品
螺鈿の魅力は、光の当たり具合によって変化する美しい光沢にあります。今回の展示でも、多くの作家さんが自分の作品に螺鈿の輝きを取り入れていました。例えば、水面のきらめきを表現した作品や、不思議な古代文字のようにデザインされた作品など、作家さんごとに異なるアプローチがあり、とても興味深かったです。
中でも特に印象に残ったのは、アンノーンの文字を象った作品でした。しかし、私の型落ちiPhoneではその美しさをうまく撮影できず……! 悔しいので、購入した図録を眺めながら改めて作品を楽しんでいます。長年、ホームボタンの恋しさからSEシリーズを使い続けていましたが、作品の記録用としては限界を感じることが増えてきました。そろそろ思い切って新しい機種に買い替えようかと考えています。

螺鈿とは
螺鈿(らでん)とは、漆器や木工品などの表面に、貝殻の真珠層を薄く加工して装飾する日本の伝統工芸技法の一つです。アワビや夜光貝、蝶貝などの貝を使い、光沢のある部分を繊細に切り出して漆の上に埋め込むことで、美しい模様や絵を表現します。螺鈿の輝きは光の角度によって変化し、幻想的な美しさを生み出すのが特徴です。
まとめ
ポケモンをきっかけに日本工芸に触れる機会ができ、とても良かったです。特に「彫金」という技法を初めて知り、形の加工だけでなく、化学反応を利用して色や質感を工夫する技術に感動しました。
東京国立博物館を訪れた際にも感じたのですが、日本工芸には漆や焼き物など、重厚感のある作品が多く、その力強く洗練された美しさに改めて魅力を感じました。
今回の展示会は、私にとって2025年最初の展示会見学でした。今年もさまざまな展示を巡りたいと思います。
任天堂ミュージアムとドラクエアイランド、ドラクエオーケストラの予定も立てたのでゲームに関連したものも楽しみたいです。
